先輩社員に聞きました先輩社員に聞きました

「技術士」を目指して、
日々の学びと経験を
大切にしています。

中川亮

中川 亮関西支店 工事部 2012年入社

道路事業/現場監督

現在の業務内容について教えてください。
私の地元関西で高速道路のリフレッシュ工事などの現場監督を務めています。学生の皆さんは現場監督と聞くと、作業員に指示を出す仕事をイメージされると思いますが、それ以外にも一つの作業にどのくらいの金額がかかったかなど、コストの根拠を示す書類作成も重要な役割です。とくに高速道路のように施工箇所が多い案件の場合、データや写真、資料との「格闘」が続きます。もちろん、現場の安全対策も欠かせません。全てのことに気を配りながら、皆さんと協力して工事を進めています。
一番印象に残っている仕事について教えてください。
関西に配属となってすぐ、サッカーJリーグ・ガンバ大阪のホーム「市立吹田サッカースタジアム」の外構工事を任されました。短い工期でしたが、先輩や応援の作業員さんの力を借りながら、何とかスタジアム周辺の道路や駐車場などを整備することができました。通常の道路づくりと異なり、スタジアム建設には、さまざまな業者が関わっています。予定通りに作業を進めるためには、場所や重機の確保もひと苦労。事前の交渉や調整の大切さがよく分かりました。サッカーファンのみならず、大阪では誰もが知るビッグプロジェクトに関わることができ、本当に忘れられない仕事となりました。
どのような時に、仕事のやりがいを感じますか?
住民の皆さんから「家の前の道路がきれいになった」と声をかけられたり、上司から「大変な工事だったけど、よく頑張ったな」と褒められたりと、仕事の反応を得られるたびに感じています。自然と愛着が沸くもので、移動中に以前施工した現場が近くにあると、遠回りしてでも寄ってしまいます。道路の状態のチェックをしていると当時の思い出が蘇りますね。自分のつくった道路はやはり特別なものです。それが一つずつ日本各地に増えることが楽しいです。
普段、仕事をする上で心掛けていることは何ですか。
工事前の準備や現場の進め方、トラブルへの対応など、先輩に質問する機会は何かと多いです。その際、私はなるべく多くの先輩に尋ねるようにしています。経験に裏打ちされた解決方法が一人ひとり異なり、それらは仕事について考える最高のヒントになっています。上司や先輩方は本当に優しく、何でも聞きやすい雰囲気をつくってくれるので、本当に助かっています。
今後の目標を教えてください。
二つあって、一つは日頃のコミュニケーション。さまざまな業者の方と関わることが多いので、誰に対しても「また必ずどこかでお会いして一緒に仕事をする」と思って接しています。もう一つは先を読む力を養うことです。先輩の仕事ぶりを見ていると、必ず一歩、二歩先の展開を想定して動いていることが分かります。今の私は先輩の域には及びませんが、少しでも近づくことができるように、これからも努力したいですね。
中川亮 仕事の風景
中川亮 仕事の風景

就職活動中の学生への
メッセージをお願いします

将来的には難関資格の一つである技術士の取得を狙っています。そのために現在は、土木施工管理技士1級の勉強に励んでいます。当社は資格取得へのサポート体制も整っているので、とくに金銭面で大変助かっています。これからも規模の大きな現場に挑み、目標への階段を着実に上っていきたいですね。

ある一日のスケジュール

8:00

担当している現場の事務所に直行します。

8:30

朝礼、体操、安全ミーティング、段取りの確認をして1日の作業が始まります。

12:00

ランチは外食が多いです。

17:00

午後の作業を終え、事務所に戻り書類を作成します。

19:30

現場で撮影した写真の整理と日報の記入などをして退社します。